インターンシップは、将来の自分の進路を考えるために、実社会を学びの場として、夏季および春季休業期間中に実施される就業体験。2023年度春学期は、一週間程度、企業や団体で実習する「一般インターンシップ」と、企業?団体から課題をいただき、その解決策の提言に取り組む「課題挑戦型インターンシップ」を実施し、2023年10月11日(水)に成果報告会を開催しました。
続いては、課題挑戦型インターンシップを行った4グループの成果報告。チームBは、酒田市様からの「民生委員?児童委員の欠員解消策の提案」課題に挑戦し、民生委員?児童委員225名と本学学生85名へのアンケート調査結果から、「民生委員?児童委員の活動紹介動画やチラシ作成などで活動をPR」「学生による民生委員サポーター組織を立ち上げ、活動にボランティアとして参加したり、他の学生ボランティアサークルと民生委員をつなぐ役割を担う」等のアイデアを披露しました。チームF-1、F-2は、元気インターナショナル様からの「中町モール周辺で人々がくつろげるようにするアイデア作成」課題に挑戦。「中町モールを清掃し、風鈴や傘福等でくつろぎ空間をつくる」「酒田市中高生ボランティアサークル等に協力依頼して清掃を行い、すずらんテープのカーテンなどで視覚的に癒される空間をつくる」などを提案しました。また、チームGは、みつわ会様からの「高齢者?障がい者施設で動物を飼いたい」課題に挑戦。課題設定の背景にある「介護が必要な人、障がいを持っている人と社会をつなぐ役割を動物に担ってほしい」目的を踏まえ、比較的安価に飼育でき、毎日飼育スペースの掃除が必要(=人の関わりが必要)でイベントなどの開催も見込めるモルモットの飼育を提案しました。
課題挑戦型インターンシップは、来場者(学生のみ)が投票し最優秀賞を決定。1位の得票数を獲得したチームBが最優秀賞を獲得しました。最優秀賞を獲得したチームBの名和円さん?山口真宙さん(公益学部2年)は、「課題が難しく、最初は問題認識が曖昧で提案を却下されたこともあった。アンケート調査を行って集計する作業は大変だったが、最終的に解決策にたどり着くことができて評価してもらえたのは嬉しい。これから二人で(今回提案した)民生委員サポートの学生サークルを立ち上げる予定なので、他の学生にも興味を持ってもらえるよう活動を頑張っていきたい」と今後の抱負を述べました。最優秀賞獲得のチームBには、記念の賞状と、インターンシップ関係教員のカンパによる図書カードが贈られました。
神田学長が賞状と記念品を授与
チームBの左から、名和さん、山口さん
春学期インターンシップ受講の皆さん、お疲れ様でした。そして、多くの学生たちを快く受け入れてくださった実習先の皆さま、本当にありがとうございました。