本学では、起業マインドを持った人材を育成し、地域の活性化と山形県の課題解決に寄与する人材を育成することを目的に「山形県寄附講座 起業マインド育成講座」を設置し、今年度から新科目「アントレプレナーシップ演習」を開講しています。
授業4回目の5月1日(水)は地方再生NPO百年(ももとせ)デザイン研究所代表の本間真弓氏から授業を行っていただきました。
本間氏は、はじめになぜ起業をするのかを学生に問いかけ、それは「より豊かな社会にするために起業する」と話されました。そのなかでも本当にお金になるもの、産業になり得るものとは、「人の暮らしを豊かにするものである」と話し、「人の心を惹きつけてやまないもの、人の笑顔を生み出し続けるものは、人々に共感を生み、それが共振してお金に変わりお金が集まり続ける。これを外してしまうと人の心をとらえていくことはない」と起業すること、社会で働く意義を学生に語られました。
また本間氏は現職の鶴岡市の職員で、これまで公務員として経験してきたこと、配属された部署でどのように仕事に取組み目標を達成してきたかなどを紹介しました。これまでの仕事を通して「人の話をよく聞くことで、その人の暮らしの中に(自分は)どこに疑問を持つか」考えること、物事に対しても我慢強く耐えてやる抜くことを大切にしてきたと話されました。
本間氏は、最後に「20代は行動力と実践!やがてそれが自分の基礎となり自信につながると思う」と話し、「なんでもいいので本気の趣味を一つ持ってほしい」と学生に想いを語られました。
授業の後半はマインドワークと題し、大学の好きなところ?好きじゃないところ、学生や教授の笑顔が増えるアイディア、自分の今後をイメージして、20代でやりたいこと?行きたいところ、30代どんな生活をしているかイメージしながらワークシートに書き起こし、それをもとにグループワークを行いました。
次回のアントレプレナーシップ演習は、初回から3名の講師による講義を終え、どんなことを学んだか、個人で作成したレポートをもとに講義を行う予定です。