本学では、起業マインドを持った人材を育成し、地域の活性化と山形県の課題解決に寄与する人材を育成することを目的に「山形県寄附講座 起業マインド育成講座」を設置し、今年度から新科目「アントレプレナーシップ演習」を開講しています。
授業7回目の5月29日(水)は、一般社団法人スマートニッチ応援団代表理事の吉田圭氏から授業を行っていただきました。スマートニッチ応援団はスタートアップと言われる企業だけでなく、今ある既存の企業に対しても新しいことをしてイノベーションを起こしていくため様々な活動を展開しています。
講義の冒頭で吉田氏は、「誰の指図も受けずに、自分の人生を自分で選択できていることが大切。就職する、公務員になるという選択肢のひとつに起業というものがあるだけで、人に自分の人生を選択させるのではなく、自分で決めることを大切にしてほしい」と語られました。そしてこれからの社会は、「組織や個人だけが儲かることよりも、組織と個人を含めた社会(公益)を考えた“三方良し”の状態をつくることが重要」と話しました。
また、社会に出ると、「組織力(チームビルド)、企画力(ブランニング)、提案力(プレゼンテーション)」が必要とされると話し、そのなかでも今回は「組織力(チームビルド)」にスポットをあててお話しいただきました。組織力の重要性について、「1人で出来ることには限界がある。そのために必要なことは組織力(チームビルド)。そしてリーダーシップと同じように必要なのは、フォロワーシップの関係性。それがあると組織は強くなる」と説明しました。
後半のワークショップでは、自分自身が「感情タイプ」「理論タイプ」「情報タイプ」のうちどのタイプか考え、タイプの違う人同士で3人のグループを作りディスカッションを行いました。そのあとはディスカッションを経て、「この人と仲間になりたい!起業したい!」と思う人同士でグループを作り、チーム名(会社名)を決め、どんな事業をしたいか考えて発表しました。
アントレプレナーシップ演習は、次回以降もさまざまな外部講師をお迎えして、学生たちに話をしていただきます。今後の授業がますます楽しみです!