2023年10月6日(金)に、本学鶴岡キャンパスにて 特別講座「『ChatGPT』などのAI技術がもたらす産業革命と社会に及ぼす影響」を開催し、来場とオンラインを合わせて50名を超える方にご参加いただきました。
ノヴァコフスキ?カロル講師は「AI技術の現状と課題」と題し、「ChatGPT」 などの生成AI について、AIの回答が真実性?信頼性に欠けたり、偏見?差別的な表現を用いる場合があることを具体例を用いて紹介しました。
その上で、AIは仕事(業務)のパフォーマンスに良い影響も悪い影響も与えること、創造的な仕事をAIだけに頼ることは、企業?人間の創造性を低下させる懸念があることをお話しされました。
また、AIの学習データとしての著作権の利用について、現在生じている問題についても紹介しました。
植田和憲准教授は、「AI技術がもたらすもの」と題して、迷惑メールは特定の人や組織が対象となる標的型攻撃に変化していることや、音声や画像については、本物と区別のつかないものが生成され「なりすまし」ができることなど、我々の生活にリスクとなることを紹介いただきました。
一方で、AI技術はツールとしては大変強い力を持っており、それを有効活用するためにも、ウソをウソと見抜く力や、英語力?文章力が必要であることをお話しされました。
参加者からは「ChatGPT」の活用方法などについて質問が多数寄せられ、関心度の高さがうかがえました。 また、「現在のAI技術の状況や課題点などを具体的な資料を元に説明されており、わかりやすい講義だった」「専門にしている先生方のお話を聴ける貴重な機会でだった」「オンライン参加でも見やすかった」などの回答とともに、すべての方から「良かった」というお声をいただきました。
今後も、本学大学院では、地域のみなさまに研究内容を還元する催し開催して参ります。