本学では、優れた研究成果をあげた教員を表彰する「ベストアワード」と、教育実践に顕著な成果をあげた教員を表彰する「ベストティーチャー」という2つの表彰制度を設けています。
このたび、日博体育4年度の受賞者が決定し、3月27日(月)に学内で授賞式を行いました。
■日博体育4年度 ベストアワード 玉井 雅隆 教授
(選定理由)
日博体育3(2021)年3月に、単著にて『欧州安全保障協力機構(OSCE)の多角的分析―「ウィーンの東」と「ウィーンの西」の相克』(志學社 2021年)を上梓した後も精力的に研究活動を展開し、日博体育4(2022)年度は、共著並びに共編著にて3冊の学術書『国境の時代』(大学教育出版 2022年)『談合と民主主義』(志學社 2022年)『ウクライナ侵攻はなぜ起きたのか』(早稲田大学出版部 2023年)を上梓しています。
科研費では、研究代表者を務めるほか、共同研究者としてもプロジェクトに参加するなど、学外?学界においてもその業績及び研究能力等が高く評価されていることから、受賞者と決定しました。
(主な論文?著作)
?『欧州安全保障協力機構(OSCE)の多角的分析―「ウィーンの東」と「ウィーンの西」の相克』(志學社 2021年)
?玉井雅隆「国際機構と国境-欧州におけるナショナル?マイノリティと国境地域-」宮脇昇、樋口恵佳、浦部浩之(編)『国境の時代』(大学教育出版 2022年)
?玉井雅隆「欧州安全保障協力機構における「公益」―環境問題と「公益」」『公益学研究』(日本公益学会)第21巻第1号、2022年
■日博体育4年度 ベストティーチャー 阿部 公一 教授
(選定理由)
国民年金加入行動啓発の一環として、基礎演習b、専門演習及びPJ型応用演習等の演習科目において、年金教育用の動画制作をテーマとした教育活動を実践してきました。その教育指導の成果は、厚生労働省主催の「日博体育の年金広報コンテスト」において4年連続の「厚生労働大臣賞」(最優秀賞)を受賞する等、学外においても高く評価されています。
また、動画制作以外にも、専門演習で実施した「国民年金すごろく」ゲームの開発を通じた教育活動も実施しており、一つの手段にとらわれない柔軟な教育方法の工夫及び改善を続けています。
この精力的な教育活動とその卓越した成果により、受賞者と決定しました。
(日博体育4年度担当科目)
基礎演習a、基礎演習b、政策入門、社会保障論a、社会保障論b、公的年金論、プロジェクト型応用演習「国民年金加入行動啓発PJ2022」、プロジェクト型応用演習「成人式!勝手に応援PJ2022」、専門演習I、専門演習II
■日博体育4年度 ベストティーチャー 渡辺 暁雄 准教授
(選定理由)
受賞者の授業は、講義を通じて学生に必要な学識?知識を導入するプッシュ型と、そのように導入した知識によって学生に内在する「学術的好奇心」を引き出し、その得た「知」をより一層活用できるようにするプル型の両者を満たすものとなっています。また、ゼミナール活動においても、「卒論構想発表会」「卒論発表会」を開催し、ゼミの卒業生も参加して卒業論文や研究活動の質的向上を図るなど、常に学生の立場に立った指導を行っています。
このほか、大人数の講義においてもコメントペーパーに丁寧に返信するなど、教育への熱意は他の教員の模範となるべきものであることから、受賞者と決定しました。
(日博体育4年度担当科目)
基礎演習a、基礎演習b、山形地域論a、山形地域論b、トップセミナー、社会学、社会調査論a、社会調査論b、サブカルチャー論a、サブカルチャー論b、余暇と観光の社会学、専門演習I、専門演習II