本学では、起業マインドを持った人材を育成し、地域の活性化と山形県の課題解決に寄与する人材を育成することを目的に「山形県寄附講座 起業マインド育成講座」を設置し、今年度から新科目「アントレプレナーシップ演習」を開講しています。
秋学期授業1回目の10月2日(水)は、株式会社ばとんの遠藤智栄氏に授業を行っていただきました。秋学期はじめの授業ということもあり、春学期とは異なる新たな履修者で授業1回目を迎えました。遠藤氏はファシリテーターやまちづくりアドバイザーとして活躍し、「ひと育ち、まち育ち」をキーワードに人材育成や組織開発、まちづくり、復興支援などに取り組んでいます。
今回は、「授業で、大学で、社会で役立つ!チームビルディング」をテーマにお話しいただきました。遠藤氏はチームビルディングの重要性について「集まったメンバー同士で関係性を築いて協働する意欲を高め、互いに意思や目的をコーディネートしていくことがポイント」と語りました。
グループワークは、まずチームの仲間と信頼関係を構築していくために、「今日食べたもの」「自分の性格や特徴について」など対話を重視した交流からスタート。中盤からは「あなたがグループ活動で大切にしたいことはなにか」「地域や地方をもっと面白く、住みやすくするにはどうしたらいいか」の2テーマについて話し合い、ふせんに意見を書き、整理しながらグループワークを実施しました。遠藤氏は「ふせんに書く(描く)ことは、アイデアを残し、整理すること。そうすることで、よりアイデアが生まれやすくなる。またアイデアをたくさん出す段階では、人の意見を批判せず、ネガティブな発言を避けることが大切」と話しました。
アントレプレナーシップ演習は、次回以降もさまざまな外部講師をお迎えして、学生たちに話をしていただきます。今後の授業がますます楽しみです!